当院について

その生い立ち

「高田馬場 腎研クリニック」

顧問 大島研三□

戦後の日本、それは永久に戦争を放棄し、平和で、心豊かな国土を作るという理解に向かって歩き出したことは、皆さんよくご存知のことです。
透析療法も又その一環として出発しました。
思い出の多いのは、腎研クリニックという名称で、その頃すでに、診療所名に、臓器の名前を禁止されていたにも拘わらず、腎という名称を使うことが許されたことです。 
もともと大島は、国立腎センターを作りたく、八方努力していましたが、国立循環器病センターが出来る事になって、当分は国立のセンターは作れないとの勧めに従い、当腎センターを作ることになりました。
臓器名を診療所名に使うことは、禁止されていましたが当クリニックの設立のいきさつに基づいて、特例として許可になりました。
もうひとつの特徴は、当クリニックはサテライトセンターとして企画されたもので、特に日大病院のサテライトとして今日も密接な関係のもとに運営されていることです。
もうひとつの思い出は、確か設立20周年記念のとき統計を取ったのですが、その結果当クリニックの患者さんの平均余命は、国民全体の余命を上回ることでした。
つまりそれは、当クリニックの透析患者さんは、一般国民よりも長生きするという喜ばしい結果でした。
すべての職員と患者さん一致して、益々の成果を、期待する次第です。


診療時間

毎日 (除く日曜日)
昼間部 9:00 ~ 15:00
夜間部 14:00 ~ 21:30
(土曜日[20:00]まで)

スタッフ紹介

診療科 医師名 主な経歴
循環器科
腎臓内科
医学博士 越野 正行 本大学医学部卒
内科学会認定内科医
循環器学会認定専門医
腎臓病学会専門医
透析学会認定医
産業認定医
透析医会指導医
腎臓内科 医学博士 原 一男 日本医科大学客員教授
腎臓学会功労会員
循環器科 医学博士 長尾 建 駿河台日大病院循環器科教授
循環器科 医学博士 河村 博 日本歯科大学生命歯学部内科教授退任
消化器外科 越野 秀行 東邦大学第二外科所属
泌尿器科 医学博士 武藤 智 帝京大学医学部付属病院泌尿器科准教授
循環器科 松﨑 真和 駿河台日大病院救急救命センター所属

透析設備

設備 備考
X線検査 ほんの僅かなX線で透過像を撮影することにより、骨・心臓・肺などを撮影し、病変部位の形状・大きさなどを検査する。
超音波検査 体表面の検査部位に画像を取り出すための超音波を発するプローブを押し当て、心臓・肝臓・脾臓・腎臓・胆嚢・甲状腺・膀胱などの臓器を多方向から観察し疾患の有無を検査する。
(検査時間15分)
内視鏡検査(上部) 口~食堂~胃~十二指腸まで直径9mm程のファイバーを挿入し、カメラを通して目線で観察し、また、組織の一部を採取し、検査することにより、胃炎・胃ポリープ・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃癌などの消化器系疾患を検査する。
(検査時間20分)
自動血球計数装置、Na・K測定機 血液中の赤血球数、白血球数、血色素量、赤血球容積、Na・Kを調べる検査です。
Form 動脈硬化を調べる検査で、四肢に血圧測定用のカフを巻き、両腕の心電図電極と胸部の心音マイクにより、血圧、心電図、心音を測定し、血管の硬さや閉塞状態をみる検査です。
(検査時間5分)
In Body 電極の付いた体重計にのることにより、体重、体脂肪、体脂肪量、筋肉量、骨量、体水分量及び分布を測定し、水分、たんぱく質、脂肪、骨などの体成分のバランスを調べる検査です。
(検査時間3分)
設備 備考
透析室 35床室(個室2)ベッドサイドコンソール32台/単身用透析装置3台、高脂肪血症血液洗浄化装置
機械室 多人数用透析液供給装置、逆浸透水処理装置、酸素中央供給装置、自家発電装置
消毒室 高圧滅菌装置、超音波洗浄装置、医用乾燥機、煮沸消毒器
X線TV室 胸部、腹部骨、手骨X-P
エコー検査室 腹部、心臓、頚部
心電図検査室 心電計、心電図モニター、24時間心電計
内視鏡検査室 上部消化管
眼底検査室 眼底カメラ(1台)
検査室 精密眼底撮影装置、Form動脈硬化検査、自動血球計数装置、Na,K 測定機 In Body体脂肪等の検査